道具のだいじさ

jubisapo-chiro2007-07-27

時々むしょうに食べたくなるのは粒あん
ただただあんこ。
自分であずきを煮て作ることもあるけど、それさえも待てずに、今日はできあいの缶詰を買ってきた。


さてここで必要になるのが缶切り。
台所のシンク下の引き出しから缶切りを取り出す。
すごーく久しぶり、なことに気づく。
そう、近頃じゃ、缶は手で開けるのが普通、になってるから。
そうそう、パッカン、パッカン...ね。
うーむ、使ったことない人が日本の中にかなりの割合でいそうだ。


小さい頃は親にやってもらっていた。
力もなかったし、力の入れかた入れ具合というコツがわからなかったから。
けれどある時からできるようになった。
みかんの缶詰、桃の缶詰、ホワイトアスパラにシーチキン.....。
さほど力を入れなくてもサクサクサク...と。
とはいえ、開けきった時には何かひと仕事やり終えた充実感、達成感があった。


切り口はぎざぎざにとがっていて、開けたとはいえ、用心しなければならなかった。
うっかりした時には文字通り痛い目にあった。
そんなことを知ったりもした。


自分の手で直接できないこと。
それを可能にするのは道具。
手とそのものとの間にひとつの道具をはさむことで可能になる。
すごいなー。
で、それを創り出した人もすごいなー。
そうよそうよ、すごいすごい。


そんなことを久しぶりの缶切りで思ったりしたのだった。


昔使ってたのは、もっと重厚な感じの鉄製の。
そっちのが『缶切り然』、としていて好きなんだけど...。
俺は缶を切ることしかしないぞ、みたいな男気みたいのがあって。(今のはコルク栓抜きとかもついてる。)
今、行方不明;。

ささっと白玉作ってあずき白玉にしましたー。もぐもぐもぐぅ......むふふぅ.....

伝えたいことはそのままに

jubisapo-chiro2007-07-25

今はお休み?終わってしまった?雑誌『wandel』が好きだった。
だからもう次が見られないことが残念だった。
でも!
『wandel』を実は(編集は)ひとりで作っていらした女性が、独立して小冊子『murren』を作られたのです。
かたちは変わったものの、伝えたいことはそのままに、これから年2回作り続けていくそうです。
嬉しいなー。
<街と山のあいだ>。
表紙の帯にそのことばはあります。

1号目の特集は<とって食べる take&eat>。
私のもくろむ次なる<とって食べる>はお茶の葉→紅茶!

かもめ食堂

ふっと力を抜きたくなる時見たくなる。
ゆるっとなるのに、自分の芯がくっきり頑丈になる。
このメンバーだからこその作品。
特に小林聡美
彼女のたたずまいはそのことそのもの。
キッチンに立つ彼女の所作、手際が気持ちいい。
きっとおいしいんだと思える。
見たあとは必ず鮭入りおにぎりとシナモンロールが食べたくなる。
銀座で見た後も、自分ちで見たあとも。

かもめ食堂 [DVD]

かもめ食堂 [DVD]

魅惑の教科書

jubisapo-chiro2007-07-21

昨日図書館で借りてきた3冊。
一気に読んだ。
小学校の教科書のライブラリー。
1〜3巻は買って持ってる。
表紙の100%ORANGEさんの可愛らしい絵に惹かれて買っちゃった。
久々に出会ってまたググっと惹かれて続きを借りちゃった。
じゃ、外見だけ楽しんだ?
と思いきや、
中身も充分魅力的だったのよ。
コンパクトな中にぎっちりみっちり魅力的な世界が収まってて。
じーんときたり、考えさせられたり、ためになったり。
<教科書>、って思っちゃうと、なんか嫌な気分になるかも...
だけど、学校も成績も関係ない今なら、自由気ままにその魅力を味わえる。
なかなかにオススメ。


教科書独特なこの字体が懐かしくて、一気に当時にひとっ飛び。
なんか落ちつく字体なんだなー。
他の字体じゃ、だめ。
文字の(見た目の)力ってあるね。

光村ライブラリー〈第4巻〉くまの子ウーフ ほか

光村ライブラリー〈第4巻〉くまの子ウーフ ほか

光村ライブラリー〈第5巻〉からすの学校 ほか

光村ライブラリー〈第5巻〉からすの学校 ほか

光村ライブラリー (6)

光村ライブラリー (6)

コドモデザイン

jubisapo-chiro2007-07-19



こどもに必要なデザインって?
作り手が忘れちゃいけないのは<こども心>!



何人かのクリエーターに
「あのころ惹かれたモノは何ですか?」
と聞いた質問コーナーがあります。



私は....?
お姉ちゃんと一緒に使ってた 折れたクレヨンがぎっちりつまった柿の種の缶、とか
お母さんがひとつひとつちっこい名前を書いたシールを貼ってくれた算数セットの中のプラスチックおはじき、とか
お父さんが飲んでた赤玉ポートワインの瓶のラベルとまるっこいコップ、とか
こども会を手伝ってる大学生のお兄ちゃんたちが作ってたわら半紙の小冊子、とか.......。



誰かとの記憶のカケラとともにそれはあるのでした。



モノだけじゃなくって、そういう部分もだいじなんですよね。



そうそう、コドモ、といえば、
NHKの)教育テレビって好き!
楽しく知りたい。
知るのは楽しい。
そんなとこに関われる、力を発揮できる仕事できたらいいいなー。



↑(写真右端)というわけで、コドモ方面の営業にむけて作品描き描き作戦中。




点子ちゃんとアントン

jubisapo-chiro2007-07-18

大好きないしいしんじさんの好きな本。
私も好きっ!
何度目かなー?
きのうまたククっと読みました。
そして充実感たっぷりのままに眠りについたのでしたー。
うわついた理想だけでも現実へのあきらめだけでもないとこがいいのですっ。
それこそ真実、だもの。
好き、といえば、この岩波のケストナー全集の装丁も好き!!
本は手触りもポイントなのですっ。
岩波少年文庫(新書判)もあるけど、こっちのがだんぜんいい!
手に持った重みや堅さ、裏表紙の微妙な模様。


このタイトル部分のグレーの布のざらざらとちょっとへこんだ部分に流し込まれたような赤の感じといったら!
読んでる途中でたまに手でなぞってみたりして、むふふー。


買うのはちょっと、っていう人は図書館の児童書コーナーにあるはず!
おためしあれー。

点子ちゃんとアントン (岩波少年文庫)

点子ちゃんとアントン (岩波少年文庫)

こちらは少年文庫(新書判)の方。

封筒

jubisapo-chiro2006-12-18


お気に入りのお菓子やパン屋さんの包み紙をファイルからひっぱり出してきて、カラーコピー、そしてそれらを切って折って封筒を。
中身のおいしいはないけれど、嬉しい中身が相手に届けられたらいいな、と思いながら作りました。
元は同じでも型の取り方(切り取りかた)で印象が違ってきて、作る作業も楽しいんです。


バタバタの中の年賀状(いつも年明け、松の内ギリギリになってしまう...;)でなく、今、ゆっくりとだいじなあの人この人への手紙を書きます。